消臭剤・芳香剤の選び方

消臭剤　選び方のポイント

一般的に人間が悪臭と感じるもののほとんどは雑菌が原因です。場合によっては消臭剤よりも除菌剤の方が臭いの原因を解決できることがあります。まずは気になる臭いの原因が何なのかをチェックしてみましょう。その原因によって消臭方法を使い分けることが上手な消臭のコツです。

消臭方法

消臭方法は以下の４つに分類できます。

①物理的方法　炭などに「臭いの物質」を吸着させたり、包み込んだりする方法。
②科学的方法　酸やアルカリの臭いを、消臭剤との化学反応で無臭の物質に中和する方法。
③生物的方法　臭いのもとになる雑菌の繁殖を、殺菌剤や微生物を使って抑える方法。
④感覚的方法　強い香りでマスキングするか、別の香りと組み合わせてよい香りに変えてしまう方法。

芳香剤　選び方のポイント

いくら良い香りでも、香りが強すぎると悪臭と同じです。実際に使ってみたらイメージした香りと違った場合もあると思います。芳香剤にも配合されるアロマオイル（精油）にはテスターがあります。普段から自分の好みの香りを知っていれば、精油が配合された芳香剤は効果の判断がつきやすいでしょう。ちなみに芳香剤によく使われる抗菌作用もある精油は以下の通りです。

●ユーカリ
●ヒバ
●ヒノキ
●ペパーミント
●ティーツリー

使い方のポイント

■ 消臭剤
室内や衣類に使えるスプレータイプの消臭・芳香剤は、誤って吸引したり、直接肌に着いてしまう可能性が高いので、使用上の注意をよく読み使い方に気をつけましょう。

■ 芳香剤
香りが強すぎないように、また他の臭いと混ざって悪臭に変わらないように、キッチンやトイレなど、室内の匂いと使用する香りの相性を考えてみましょう。

※｢消臭＋芳香剤｣「消臭＋除菌剤」など複合的な商品でも使い方のポイントは同じです。

エコロジーな消臭剤・芳香剤

芳香剤・消臭剤に配合されているアロマオイル（精油またはエッセンシャルオイル）とは、ハーブなどの植物の有効成分を、葉や花、樹脂や樹皮から抽出した純度100％の揮発性植物オイルのことです。単独でも安心して使える天然の芳香剤として人気が高いです。しかし薬理効果もありますから種類や体調によっては頭痛や吐き気の原因になる場合もあります。基本を守って正しく使いましょう。

またお酢には高い殺菌作用があることが知られています。スプレー容器に水に薄めたお酢を入れて生ゴミに吹きかけるだけでも臭いの原因になる雑菌の繁殖を抑えることが出来ます。赤ちゃんやペットのいるご家庭では、心から安心して使えることが消臭・抗菌剤の第一条件ではないでしょうか。

脱臭効果のある炭をインテリアにしたり、室内の換気をまめにすることで解消できる問題もあります。都会の道路沿いなど換気が思うように出来ない環境では空気清浄機も活躍します。そもそも殺菌する必要のない雑菌もあります。安易に消臭剤（除菌剤）・芳香剤に頼らないように心がけましょう。

（以上：ササマユウコ）

消臭剤・芳香剤の選び方

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