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まな板
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まな板の選び方 毎日のお料理に欠かせない「まな板」。以前は、木製がほとんどでしたが、最近はプラスチック製が主流になり、さらに、シート状やコンパクトサイズのまな板など、さまざまなタイプが登場し注目を集めています。
まな板の素材 まな板の素材は、大きく分けて「木製」と「プラスチック製」の2種類があります。それぞれのメリット、デメリットを踏まえたうえで、自分の調理スタイルに合ったまな板を選びましょう。
木製のまな板
■メリット・デメリット 木製のまな板はほどよく柔らかいので、包丁の刃と腕にかかる負担が少ないうえ、刃が傷つきにくく、包丁が長持ちするのが特徴です。包丁のあたりが確かで切りやすく、食材も滑りにくいので、安定感や安全性も期待できます。ただし、まな板に切り傷がつきやすく、雑菌やばい菌がたまりやすいというデメリットがあります。お手入れを怠ると不潔になりますので、毎回、適切なお手入れが必要になります。
■選び方のポイント 「木製のまな板」とひとくちに言ってもさまざまな素材がありますが、一般的には「ヒノキ」「イチョウ」「柳」「朴(ほう)の木」が代表的です。それぞれ質感や刃のあたり、重さや香りが異なりますので、実際に素材を確認して選ぶと確かでしょう。
■使用時の注意点 木製のまな板は、乾いたまま使うと臭いや色が移ってしまいますので、毎回、全体を水で湿らせてから使いましょう。使い終わったら、すぐに水で洗い流します。熱湯をかけたり塩で洗ったりするとよりきれいになります。そのあとは風通しのいいところに立てて、早めに乾燥させましょう。週1回ほど風通しのいいところで陰干しするのもおすすめです。
黒ずみが気になる場合は、表面を鉋(かんな)で削れば、再び使うことができます。再利用することで長く使えるので、廃棄するまな板の量を少なくできます。自分で鉋を買ってきて削ってもいいですが、鉋の扱いが分からない方は、まな板専門メーカーなどのまな板メンテナンスサービスを利用するといいでしょう。
また、魚や肉を切るときの汚れや臭いが気になる場合は、新聞紙や使用済みの牛乳パック、プラスチック製のまな板シートを敷いたうえで切るといいでしょう。直接汚さないようにすることで、長期間使うことができます。
プラスチック製のまな板
■メリット・デメリット プラスチック製のまな板は、洗剤や漂白剤で殺菌できたり、食器洗浄機に入れることができるので、扱いや手入れが簡単なのが一番のメリットです。また、水分がしみ込みにくく臭いもつきにくいので衛生的でもあります。ただし、包丁の刃や腕への負担が大きく、包丁もまな板自体も滑りやすいため、安全性や安定性に欠けます。
■選び方のポイント プラスチックは加工しやすいため、さまざまなタイプのまな板が出回っています。通常サイズのものに加えて、シート状のコンパクトなタイプ、サイドを折り曲げると切ったものを手軽に鍋などに移せるタイプなどがありますので、調理スタイルにあわせて選ぶといいでしょう。
■使用時の注意点 プラスチック製のまな板を使ったあとは、中性洗剤をつけて汚れをしっかり洗い流しましょう。汚れが気になるときは、漂白するとより清潔になります。最近は、食器洗い乾燥機で洗えるタイプも増えていますので、そのようなタイプなら、食洗機の水の勢いと高温で洗うのもいいでしょう。ただし、プラスチック製のまな板は耐熱温度が決まっています。耐熱温度を超えた熱湯をかけたり、上に熱い鍋などを置いたりすると、変形などの原因になりますので、十分注意しましょう。
まな板のサイズ まな板は、切るときに斜めに置かなければならないところや固定できないところに置くと、安定感に欠けて使いづらいので、まな板を使う場所の広さや位置に合わせて、真横に固定して置けるものを選ぶようにしましょう。また、切るだけでなく切ったものを並べておけるくらいのほうが使いやすいので、やや大きめのものを選んだほうがいいでしょう。
まな板の処分方法 まな板の処分方法は、自治体によって異なります。一般的に、木製のまな板は可燃ゴミとして回収され、石油が原料のプラスチック製のまな板は、不燃ゴミとして回収されることが多いようです。捨てるときは、自治体ごとの処分方法を確かめて、適切に処分するようにしましょう。
(以上:ゆきこ)
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