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蛍光灯の選び方

電化製品などがどんどん省エネ仕様になっていくのに伴って、蛍光灯も長寿命で消費電力が少ない省エネタイプが増えてきています。蛍光灯とひとくちにいってもさまざまな種類がありますので、用途に合わせて選んで上手に使い分けるようにしましょう。

蛍光灯の種類

蛍光灯は大きく分けて、円管型、直管型など管状の「蛍光管」と、デスクライトなどに使われる小さいサイズの「コンパクト蛍光灯」、白熱電球の代わりに使える「電球型蛍光灯」の3つに分けられます。なかでも電球型蛍光灯は、白熱電球に比べて長寿命、省電力のエコな蛍光灯として注目を集めています。

蛍光灯の色見について

蛍光灯は、光の色見によって、大きく分けて以下の4色に分かれています。使用する場所や雰囲気に合わせて、上手に使い分けるようにしましょう。

暗い 電球色 赤みを帯びた暖かく優しい色で、最も落ち着きがある。
(和室、リビング、寝室向き)
白色 やや暖かみのある柔らかい雰囲気の色合い。
(飲食店、ブティック、ショールーム向き)
昼白色 やや黄味がかった最も自然な太陽光のような色合い。
(デパート、飲食店向き)
明るい 昼光色 やや青みがかったさわやかでクールな色合いで、最も明るく感じられる。
(勉強部屋、オフィス向き)

「電球型蛍光灯」に切り替えよう

「電球型蛍光灯」は、消費電力が白熱電球の4分1から6分の1と少なく、寿命も約10倍と省エネ効果が高いのが特徴です。寿命が長くなれば、購入や取り換えの手間が少なくなって生産個数が抑えられるため、資源やゴミの削減にもつながります。白熱電球よりやや割高ですが、長期的にみるとお得だといわれています。最近は、電球色の電球型蛍光灯も登場していますし、白熱電球と同じ器具に取り付けて電球と同じように使うことができますので、切り替えも簡単です。

「LED照明」も利用しよう

電球型蛍光灯とともに最近話題なのが「LED照明」です。電球や蛍光灯に比べると、消費電力が少なく寿命が長い、さらに水銀など環境に有害な物質を使用していないことから、環境に優しいという魅力があります。光が広がらずにスポット的に照らすため、フットライトやスポットライト、常夜灯など部分的な照明に向いています。今のところ、それほど多く出回っていませんが、白熱電球と同じ器具に取り付けられるタイプもありますので、用途が合えばLED照明を取り入れてみるのもいいでしょう。

「インバーター式」を選ぼう

蛍光灯の点灯時の始動方式には、「グロースタータ式」「インバーター式」の2つがあり、最近は、より素早く点灯するインバーター式が主流になりつつあります。インバーター式は、チラつきが少ない、不快音がない、器具自体が軽くてコンパクト、従来型と比べると省エネ効果が高く、明るさもアップするなど、たくさんのメリットがあり、デスクライトなどによく用いられています。

照明器具にもこだわろう

門灯や庭園灯など、必ずしも常時点灯させておく必要がない場所には、夜間だけなど必要な時間だけ点灯させる「タイムスイッチ付き」、センサーで人を感知すると点灯する「人感センサー付き」など自動でオンオフできる器具を使うと、無駄なエネルギーを消費しないで済みます。

蛍光灯の処理方法

使用済の蛍光灯には、微量の水銀が含まれているため、適切な処理が必要となります。蛍光灯の処理方法としては、ゴミに出す方法と回収協力をしている電気店に持って行く方法があります。ゴミの出し方は、自治体によってルールが多少異なりますが、燃やせないゴミとして購入時のケースに入れて出すのが一般的です。割れてしまった蛍光灯は、破片も含めてビニール袋に入れて出しましょう。

(以上:ゆきこ)