靴の選び方

最近の靴の傾向

毎日の生活に欠かせないのと同時にファッションの重要なポイントにもなる「靴」。最近は、毎シーズンのトレンドに合わせてディテールにも凝ったカラフルでおしゃれな靴が数多く登場しています。その一方で、足への負担が少なく歩きやすい「スニーカー」や快適さを追求した「コンフォートシューズ」「ウォーキングシューズ」も人気を集めています。

靴選びのポイント

靴選びのポイントは、サイズ、デザイン、色、素材などいろいろありますが、健康やカラダのことも考えると、なによりも自分の足に合う靴を選ぶことが大切です。そのうえで、自分に合った靴の中から、使用目的やTOPに合わせて靴をチョイスすると良いでしょう。購入するときには、必ず試し履きをしてじっくりと選ぶようにしましょう。

靴のサイズ

日本の靴のサイズは、JIS（日本工業規格）に基づいて、「足の長さ」と「足の太さ」の二箇所の寸法が表示されています。足の長さは、23.5cmなど0.5cm刻みで表されるいわゆる靴のサイズです。足の太さは「A」「B」「C」「D」「E」「EE」のアルファベットで表されるサイズのことを言います。靴のサイズは、まずこの2つのサイズを参考にして選びましょう。試し履きをするときには、かかとをピッタリ合わせた状態で、つま先に10mmほどのゆとりがあるのが理想です。あわせて、実際に歩いてみて、かかとがブレたり抜けたりしないか、靴の幅に足が程よくフィットしているか、痛みがないかなどもチェックしましょう。

靴の素材

靴の素材には、さまざまな種類があります。素材によって特徴が異なりますので、靴の使用目的や使用場所に合わせて選ぶようにしましょう。

動物の種類による分類

＜牛革＞
革靴の素材として最も広く用いられています。牛の成長に従って「カーフスキン」「キップスキン」「カウスキン」「ステアハイド」の4種類があり、若いほど繊維のきめが細かく感触もソフトで、年を追うごとに丈夫な素材になります。

＜牛以外の動物の革＞

ピッグスキン（豚革）

摩擦に強く丈夫で、吸放湿性に優れたやや硬めの素材で、中敷きなど主に内革として用いられます。

ゴートスキン（山羊革）

摩擦に強く丈夫で、繊維が細かく薄くて柔らかく、主に甲革、内革などに用いられます。

シープスキン（羊革）

丈夫さにはやや欠けますが、毛穴がきめ細かく薄く柔らかく、主に靴の内革やブーツに用いられます。

＜爬虫類＞

ワニ革

凸凹の鱗模様が特徴で、なかでも高級素材の「クロコダイル」が有名です。

ヘビ革

楕円形の鱗模様が特徴で、なかでも「パイソン（錦ヘビ）」が有名です。

トカゲ革

独特のきめ細かい鱗と光沢感が特徴で、とても丈夫です。「リザード」とも言われます。

加工方法による分類

＜起毛した革＞

スエード

子牛、山羊、羊などの革の裏面を起毛した素材で、独特の風合いと感触が人気です。

ヌバック

牛革の表面をベルベット状に細かく起毛した素材で、スエードより毛足が短くベルベットのようなソフトな仕上がりが特徴です。

ベロア

牛革の裏面をスエードより荒く毛足を長く起毛した素材で、スエードより毛足が長くビロードのような滑らかな仕上がりが特徴です。

＜樹脂加工した革＞

エナメル革

革の表面を樹脂加工して光沢を出した素材で、防水性に優れ、汚れがつきにくいですが、温度の変化に弱いのが難点です。

自分に合った靴選びをするには

「シューフィッター」のいる店で選ぶ

「シューフィッター」は、足に関する知識とシューフィッティングの技術持ち、足の健康を考えつつ、それぞれの足に合った靴を選ぶスペシャリストです。シューフィッターのいる店なら、サイズの計測や足の特徴をみたうえで、自分の足型と目的に合った靴選びをサポートしてくれます。

「オーダーメイド」の靴を作る

市販の靴でなかなか自分の足に合うものが見つからない場合は、オーダーメイドの靴を作るという方法もあります。一人一人の足型に合わせて木型を作るため、自分の足にピッタリの靴を作ることができます。

外国製の靴

イタリア製など輸入物の靴は、細身のものが多い傾向があります。日本のメーカーのほうが幅広のサイズにも対応します。

（以上：ゆきこ）

靴に関する役立つリンク

FHA　足と靴と健康協議会
消費者に履き心地の良い靴を提供するための活動を行っていて、 賢い靴の選び方や 靴のサイズについて の情報も掲載されています。
http://www.fha.gr.jp

[オールアバウト] ビジネス靴を選ぶ心得
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