生ごみ処理機 の選び方など暮らしに役立つ情報を紹介しています。
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生ごみの処理方式

生ごみ処理機には、いくつかの方式がある。店頭に広く出回っており一般によく使われているものは「バイオ式」「乾燥式」の両方式で、他に「粉砕式」といった方式のものなどがある。それぞれの方式の原理と特色は次のようである。

A バイオ式
微生物の働きを利用して生ごみを分解する方式。バイオチップ(基材)と生ごみを混ぜて分解を促進させる。これにより、生ごみを水と炭酸ガスに分解し減量する。バイオチップ(基材)とは、乾燥した木のチップなどをベースに加工したもので、生ごみを分解するバイオ菌(食品発酵菌・酵母菌・酵素群など)が混ぜ合わされている。そして、それら微生物を育成するのに必要な水分、空気、温度などを適切に保って温床の役目を果たす他、バイオ処理の過程で生じるニオイの元となるガス成分を吸着する作用もある。 この方式の処理機により作られた分解処理物(コンポスト)は園芸などに再利用するか、可燃ごみとして廃棄する。

B 乾燥式
電力で生ごみを乾燥させ減量する方式。ヒーター等による加熱や熱風の送風により生ごみの水分を蒸発、乾燥させることにより減量する。処理物は、可燃ごみとして廃棄するか、肥料として再利用する。

C 粉砕式
機械的に生ごみを破砕する方式。高速回転刃により生ごみを細かく粉砕して減量する。粉砕機をキッチンのシンクに設置して粉砕した生ごみを流しに流すといった用い方をする。

バイオ式か、乾燥式か

使用の手軽さや処理能力を考えれば、乾燥式が優れていると言える。バイオ式ではバイオチップ(基材)と呼ばれる素材を必要とし、処理を行うごとに入れ替えたり、追加したりする手間がかかる。これに対し、乾燥式は中に生ごみを入れてスイッチをONにするだけですむ。ただし、バイオ式であっても、メーカーによってはバイオチップ(基材)を交換・追加しなくとも、分解処理の過程で基材が増殖するような仕組みで、通常の使い方をしていれば半永久的に使用できるような新機種も出てきている。

そして、処理速度となると、やはり、乾燥式が断然有利である。例えば、あるメーカーの乾燥式では700g(キッチンシンクに置かれた三角コーナー一杯分くらい)を2~3時間で処理してしまうのに対して、同じくバイオ式では24時間を要するということだ。メーカーによっては、バイオ式であっても、高温処理を併用することによって4~5時間にまで処理時間の短縮に成功した機種も出されてはいるが、それでも、やはり、速度となると乾燥式が勝る。短時間で処理が完了する乾燥式なら、必要とあれば、一日に何回も処理を行うことができるというわけである。家族が多い家庭、生ごみがたくさん出る家庭では乾燥式のメリットが特によく発揮されるだろう。また、高温の熱風で処理する性質上、除菌性にも乾燥式は優れているという。

ただ、バイオ式のメリットは、そのランニングコストの低さである。あるメーカーの比較では、乾燥式のものに比べて二分の一か三分の一のコストですむそうだ。

なお、分解処理物(コンポスト)を家庭菜園や花壇の有機肥料として再利用する場合、バイオ式が注目されがちである。しかし、その肥料効果については、バイオ、乾燥、いずれの方式で処理されたものでもほぼ同等であると説明するメーカーもある一方、やはり、肥料としての利用にはバイオ式のほうが向いているというメーカーもある。というのは、分解処理済みの生ごみを肥料として使うには、一定期間寝かせ、熟成させる必要がある。この場合、バイオ式で処理されたもののほうがその期間がいくぶん短くてすむこと、腐葉土などを混ぜずにそのまま使えるためという。

選び方のポイント その他の注意点

1.生ごみ処理機には、屋外設置のみのものと、屋内外兼用のものがある。概して、バイオ式のものでは屋外専用の機種が多いので、台所の片隅など屋内に設置することを予定しているなら、この点に注意して選ぶ必要がある。
2.アースを取り付けなければならない機種も多いので、この点も要注意である。
3.最大処理量(キログラム:kgで示される)をよく確かめて、家族構成や必要に応じたものを選ぶことが重要である。
4.バイオ式については、極寒地域など一部使えない地域もあるので、注意する必要がある。
5.どちらの方式でも、豚・牛・鶏などの骨、貝殻、梅干の種、石油類、酒類など処理できないものがある。また、特に硬いものなどを入れると、機械内部の攪拌(かくはん)装置(=生ごみや基材などをかき回す装置)を傷つけるなどして故障の原因となりうる。

「生活系ごみ」の問題

環境問題に対する国民の意識が高揚する中、産業廃棄物とともに一般廃棄物の膨大な排出量は深刻な問題となっている。一般廃棄物の中でも、各家庭の台所から出る生ごみ、生活ごみなど「生活系ごみ」の総排出量は、平成15年度で約3500万㌧。平成6年度からの10ヵ年でほぼこの水準を上下している。(環境省統計データ)。 「生活系ごみ」のうち特に生ごみは悪臭を放ち、水分も多く含むため雑菌も増殖しがちである。そして、ときに、イヌ、ネコ、カラスなどにより散らかされたり、害虫が寄り付いてくるなど、衛生上も悩みが尽きない。そのため、今、家庭内で手ごろに使えて、問題解消に役立つ「家庭用生ごみ処理機」が注目され始めた。生ごみの処理物は植物の肥料として使うこともできる。ごみの減量化、ごみの資源化、衛生の向上など、環境問題解決の一端を担う利器として、生ごみ処理機に対する期待はますます高まりそうだ。

行政の補助金を活用しよう

家庭用生ごみ処理機を購入するに当たっては、多くの自治体で購入費補助金制度を設けている。居住地の自治体に問い合わせ、もし制度が設けられているなら、ぜひこれを活用したい。

(以上:みうら)

生ごみ処理機の商品紹介

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