最近の傾向

電子楽器の電子ピアノ・キーボードはさまざまな機種がラインナップされている。軽量・ポータブルでありながら、エレクトロニクスの技術の進歩で、音質は目覚しく向上。ボリュームを調整したり、ヘッドフォンをつけたり、周囲に気兼ねなく演奏できることも電子ピアノ・電子キーボードの特色。電子ピアノは今まで高等技術であったピアノ演奏が、初心者にもなじめるように、ナビやレッスンの機能をいろいろと備えたものも多彩に用意されている。 また、ピアノとの大きな違いは「調律」がいらずメンテナンスが楽ということ。

選び方のポイント

■基本的に　電子ピアノはピアノの代わりとして、 キーボード（シンセを含む）はパソコンでの作曲や遊び、持ち運び用途に使われる。
■日本電子ピアノのの三大メーカーは ヤマハ、カワイ、ローランド。
キーボードはカシオ、コルグが有力。
山野楽器からは、「ハンドロールピアノ」と呼ばれ、丸めてバッグに入れて持ち運べるユニークな製品が発売されている。
■基本性能重視、省スペース、多機能性など、目的に合わせて選ぼう。「ハンドロールピアノ」は収納スペースがないがピアノをひいてみたいとかピアノを持ち歩いてみたいいう人にはおすすめできるが、普通の鍵盤のものとはタッチが異なるので、スペースが確保できるなら普通の鍵盤のもののほうが良い。
■初心でも無理なく弾けるようにナビやレッスン機能が充実しているものも多いので、自分自身のスキルに合うものを。
■鍵盤数もいろいろ。電子ピアノはピアノに近づけるため88鍵盤が基本。その他に49鍵盤、61鍵盤、76鍵盤などもある。高度な演奏に挑戦しようという人は、なるべく鍵盤数の多いものを。
■電子キーボードはふつう、さまざまな楽器の音色を出せるようになっている。好みの楽器の音色が入っているかどうかを確認。
■ミニ鍵盤と標準鍵盤のものがあるが、鍵盤のサイズが小さいミニはどちらかといえば子ども向け。本格的に演奏を楽しむなら、やはり標準鍵盤。

その他の注意点

■キーボードには多種のモデルがあるが、61鍵盤というのがポピュラー
■多くの機種では、サンプル曲が内蔵されている
■演奏の進行に合わせて、押さえるべき鍵盤や使う指を液晶表示や光で教えてくれるようなナビ機能を備えたものも多い
■USBで接続するなどして、パソコンとの連携で多彩な機能を発揮するものもある
■インターネットからダウンロードした曲を、サンプル曲に加えられるものもある
■ピアノ、オルガンなど鍵盤楽器だけではなく、ギターなど弦楽器やトランペットなど管楽器まで多彩な音色を出せるのがふつうである、数百種もの音色を出せるモデルもある。

（以上：ササマユウコ）

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