便利で、よりお手軽に色々な種類のお料理を作れる助っ人―“フードプロセッサー”
食材を混ぜる、すりつぶす、砕くといった料理の下ごしらえ…時間がかかってしまったり、上手く仕上がらなかったり、面倒だなと思ってしまう方も多いのではないでしょうか? フードプロセッサーを使用すれば、下ごしらえも簡単にできますし、料理も楽しく、より手軽に作ることができます。
選び方のポイント
■ 卓上用かハンディタイプか
フードプロセッサーは主に卓上用と手に持って作業が行えるハンディタイプがあります。卓上用だと両手が空くので、その間に他の作業もできます。サイズも色々あるので、大きめを購入すれば多くの下ごしらえもできます。ハンディタイプだと、鍋やボウルの中に差し込んで調理が可能なので、洗い物を減らす事もできますし、場所を取りません。ハンディタイプでも、別売りでメーカーによっては、挿入して使える容器もあります。
■ 機能
フードプロセッサーによってできる機能は異なりますが、主な機能は、
・混ぜる
・泡立てる
・こねる
・千切り
・スライス
・おろす
・擂る(する)
・砕く
があります。
多機能な物からミルサー、ジューサー、ミキサー(ブレンダー)といった特定の機能のみの物もあるので、メーカーによってどの機能を備えているのか調べておきましょう。
フードプロセッサーというとアタッチメントを交換して、砕くとか混ぜ合わせるといった複数機能を備えた物ですが、ジュースの液体とカスを分けるジューサー、スムージーの様に、ジュースの野菜や果物の繊維ごと摂りたいのであれば、ミキサー(ブレンダー)、食品を砕くのであれば、ミルサーなど単一機能のものもあります。
■ 何をどの位作るのか
大きさも色々あるので、何の料理に使うのか、どの位の量を作りたいのかによって、合うフードプロセッサーが異なります。泡立てる、混ぜる、といった特定の機能のみを使用するのであれば、ホイッパー、ミキサー(ブレンダー)、ミルサーを購入するのも一つの選択肢です。
■ 掃除のしやすさ
使用後は、アタッチメント部分(刃)や卓上用だとその他の容器の部品を洗わないといけないので、掃除がしやすいかどうか、確認しておきましょう。
■ アフターサービス
アタッチメント部分は消耗品なので、使用頻度によっては切れ味が悪くなってきます。その場合に何年も使用しても、部品が購入可能か本体修理を行ってくれるかどうか、確認しておきましょう。
■ 使いやすさ
ハンディタイプは、熱い鍋にそのまま入れて調理できるといった特長があります。卓上用、ハンディタイプそれぞれに特長があるので、合った物を選ぶと良いです。卓上用だと、容器の中に材料を入れやすいか取り出しやすいかもポイントです。
■ 回転速度や耐久性
パワーのあるモーターでないと、硬い食材を上手く下ごしらえすることが難しいので、モーター部分の耐久性があるかどうか。低速回転や、高速回転が何段階あるのか、確認しておきましょう。
見落としやすいポイント
■ 置き場所、作業の際のスペース
フードプロセッサーは下ごしらえも気軽にできて便利ですが、卓上用でも大きさによって場所を取ります。あらかじめ店頭、カタログ、ホームページで重さや寸法を調べておくとよいです。出し入れが面倒で結局使わなくなってしまったということがないように、卓上用の場合は特に、購入後どこに置き、作業をするかを購入前に決めておくとよいでしょう。使いやすい場所に置き、すぐに取り出せる状態にある事がポイントです。キッチンが狭いという場合、小さめの卓上用を置いても場所を取ってしまい作業がしにくくなってしまうという可能性も出てきます。ハンディタイプも視野に入れて商品を選びましょう。
環境にやさしく使うには
■ 作業時間
高速回転なので、慣れないうちは時間を多めに行ってしまったりしまいがちです。食材によっては、摩擦熱で材料の品質が低下することもあります。様子を見ながら作業を行う事とよいでしょう。
本当に必要か
便利な物である上、どのように使うかがポイントになります。買ったもののあまり使わない、では単なる高い買い物になりかねませんし、環境にも良いとは言えません。使いこなせるか考えて本当に必要か考えて購入しましょう。
最近の傾向
フードプロセッサーは、国内・海外メーカー問わず種類が増え、卓上用・ハンディタイプ共に、予算、使用目的やライフスタイルに応じて選べるようになってきました。
スタイリッシュなデザインのものや色のバリエーションがあるものも増え、料理を作るのが楽しみになるような商品やキッチンのインテリアと調和が取れる商品も発売されています。
日々の食生活の重要性が高まり、自宅で健康や美容によい物を摂りたいと食に気を配る人が以前よりも増えています。特に、自宅で野菜や果物のジュースを飲む人が増えていて、ジューサーやミキサーは大きさや機能が様々な物が増えています。少人数の家庭でも気軽に使用できるもの、使用後のお手入れが簡単にできるものや種も細かく砕いてジュースに入れられるような商品もあります。
(以上:えりこ)